『ファイト・クラブ』レビュー!サブリミナルで超かっこいいザ・男の映画!動画配信はどこ?- デイビッド・フィンチャー監督
デイビッド・フィンチャー監督が放つ、常識、価値観を破壊するエンターテイメントの傑作! “人生の持ち時間はいつかゼロになる"
おすすめ度:
『ファイト・クラブ』は観終わった後に、自分の生き方を考えさせられる無骨で男くさい映画です!
過激な表現も多いですが、その全てにメッセージがあり、奇跡のようなバランスで観ている私たちに揺さぶりをかけてきます。
頭を激しく殴られているような感覚で、新しい価値観を与えてくれる。
見終えた後「さあ、お前はどうするんだ?」と強く語りかけてくる映画です。
目次
『ファイト・クラブ』とは
あらすじ
不眠症に悩む若きエリートのジャック。彼の空虚な生活は、謎の男タイラーと出会ってから一変する。自宅が火事になり、焼け出されたジャックはタイラーの家へ居候することに。「お互いに殴り合う」というファイトにはまっていく二人のもとに、ファイト目当ての男たちが集いあうようになる。そして秘密組織“ファイト・クラブ"がつくられる。
出演: エドワード・ノートン, ブラッド・ピット, ヘレナ・ボナム・カーター
監督:デイビッド・フィンチャー
製作:アート・リンソン/ショーン・チャフィン/ロス・グレイソン・ベル
音楽:ザ・ダスト・ブラザーズ
原題:Fight Club
製作年:1999年
実際にみた感想
デヴィッド・フィンチャー監督による映像の洪水を思う存分浴びせかけられる!
先入観や価値観を根底から覆してくれる傑作!
映画『ファイト・クラブ』は男による、男のための映画です!!
物に支配されている我々に、『拳』『体』『痛み』を用いて『今、生きている!!』という実感をみせてくれる!
見どころ:オープニングシーケンス
フィンチャーといえば、かっこいいオープニングで有名ですね。
本作品でも、オープニング・シーケンスのためだけに予算をつけてもらったほどだとか。
是非、刮目してみてみてください。
見どころ:名言
「お前は物に支配されている。」
「職業がなんだ?財産なんて関係ない。車も。財布の中身もクソみたいなブランドも関係ない。」
「ワークアウトは自慰行為だ。男なら自己破壊だ。」
「痛みを感じろ。苦しみと犠牲が尊い。痛みから逃げるな。人生最高の瞬間を味わえ。」
「いつか必ず死ぬって事を心にたたき込め。」
「なんでもできる自由が手に入るのは、全てを失ってからだ。」
過激なシーンもありますが、この映画には心に響く強い言葉が多数あります。
ブラッド・ピット演じるタイラーが話すこの言葉は、デヴィッド・フィンチャーからこの世の中や私たちへ向けられた言葉ですね。
見どころ:石鹸
タイラーが作っている石鹸の原料は、痩身クリニックから捨てられた、吸引した人間の脂肪。
それを原料に石鹸を作り、一つ20ドルの卸値で百貨店で売買している。
金持ちの尻の脂肪(ゴミ)から作った石鹸を、高級ソープに作り替え、元の金持ちに売りつけるという皮肉が効いてる!!
見どころ:サブリミナル効果
本作品ではサブリミナル効果を使われている。
タイラーのイメージカットがほんの短い間に挿入されている部分がある。主人公がタイラーに出会う前、オフィスや空港での日常シーンで不意に数コマタイラーの姿が挿入されたり、よく見ると主人公とすれ違う人物の中にタイラーがいるなど。
また、ラストシーンにはほんの数コマペニスが写っている。私が観たバージョンはモザイクがかかっていたが、思わずコマ送りでまじまじと観てしまった。
(Blu-ray版では、ラストシーンのペニスのコマが無修正で収録されているらしい)
これらの効果は、『アレ、今何か映った?』という若干の違和感を観ているものに与える。
少し何かがひっかかりながら、しかし全体像はわからないまま話を観ることになり、最後のオチへの衝撃を効果的にしてくれていると思う。
音楽の使い方も独特で、音でもサブリミナル効果を行われているような印象。
見どころ:脚本
ネタバレになるので詳しくは書きませんが、この脚本には緻密な仕掛けが多くあり、観客をキレイに騙してくれます。
実は、エドワード・ノートン, ブラッド・ピット, ヘレナ・ボナム・カーターの3人は、どのカットでも同じ画面上に映ることがないんです。
何故かは最後にわかりますが、こういった細部にまでこだわった作り込みがこの映画のはじめから終わりまで通して観られ、非常に緊張感を生んでいます。
比較すると悪いのですが、似たような展開の映画『ピエロがお前を嘲笑う』も観たんですが、劇中にオチの展開を想像させられる隙が多くあり、鑑賞中間延びしてしまってました。
おそらくフィンチャーのファンなんだろうな~という印象で終わってしまいました。
この『ファイト・クラブ』では、話の展開も無駄がなくスピーディー!
アレ?と思っていたら次の展開があり、もやもやといらぬ想像をする暇なく純粋に映画として楽しむことができます。
これは間違いなく名作!
最近なんだが面白くない、最近なんだかマンネリ。。そんな方におススメの価値観を問いただしてくれる傑作です!
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※動画ラインナップは毎月変わる可能性があるため、公式サイトで確認をしてみてください。
『ファイト・クラブ』Blu-rayには必見の特典映像が!
映画『ファイト・クラブ』のBlu-rayには特典映像がつきます。
<特典>
●デイビッド・フィンチャー監督、ブラッド・ピット、エドワード・ノートン、ヘレナ・ボナム・カーターによる音声解説
●ゲーム:サウンドを自作せよ~聴覚への刺激「ファイト・クラブ」の音響デザイン ※1
●「オトコが選ぶ金字塔映画」受賞式とその舞台裏 ※2
●メイキング映像集
・製作風景
・視覚効果
・名場面集
●未公開シーン集
●パブリシティ素材
・オリジナル劇場予告編集
・TVスポット集
・パブリック・サービス・メッセージ
・ミュージック・ビデオ
・インターネット・スポット
・プロモーション素材
・エドワード・ノートンのインタビュー記録
●アート・ギャラリー
●隠しコマンド
※1 ブルーレイディスクのみの収録特典<インタラクティブ>
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